岳人11月号を読んで

ガメラ・菊池氏のコラムは痛快だ。民主的にって考えでいくとくクライミングがおかしな方向に向かってしまう。僕が同じように考えてるのが”みんなのため”って言葉。これも便利な言葉で”みんなのため”であれば何をやっても許されると勘違いする。クライミングで”みんなのため”はあまり使わないほうが良いかも。僕は山寺の岩場整備をやってるけど”みんなのため”と思ってやってはいない。”みんなのため”と思うととんでもない過ちを犯しそうになるから。たしかに”みんなのため”になるようなことかもしれないけどその辺は飲み込んで消化してやってるんだけどね。
あと黒伏山南壁・中央ルンゼルートのガイド記事。気になったのは3つ。オールフリー化は日本の岩場 下巻の通り1982年。あと支点の老朽化。日本国中、山岳地帯のロングルートの支点は老朽化してる。どこの岩場も何十年という月日を経ているから。黒伏も例に漏れず。中国の工業化で酸性雨が激しくなってる影響もあるんだろうけど。僕個人の考えではビレイ点ぐらいはステンレスアンカー、ステンレスハンガーにしても良いと思う。リングボルトやRCCボルトはもう役目を終えてるような気がする。もう一つ”ジャングル壁”ってことについて。確かに黒伏は昔からブッシュの多い壁なんだけどここ数年更に酷くなってきてる気がする。昔、岩場の基部はアイコ(いらくさ)が多く木がはえてなかったので他のルートにも行き来ができた。しかし今はブッシュが生茂ってる。中央ルンゼの出だしだってあんなに木が生えてなかったのに…。核心の上も土くれや草付きが多くなってきてる。やはり地球温暖化の影響だろうか。岩場の基部に雪がたまって木の生育を邪魔してたのが暖冬寡雪でそうじゃなくなり木が繁茂しやすくなってるのだろう。地球温暖化とアイスクライミングの関係を前に書いたことあるけど岩場にも影響を及ぼしてるんだろうね。






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