朝日連峰、見附川支流見附荒沢に行ってみた。
こんな沢があるなんて知らなかったのだが誘われたので行ってみることにした。28日朝六時に東根で待ち合わせて出発。見附の集落の先の林道に車を停める。荒沢に入り、いくつか滝を登ると早くも雪渓のお出まし。今年はかなり雪が多かったので雪渓が多いと予想してたがこんなに下で出てくるとは先が思いやられる。その先に30mの滝が…。この沢をナメて30mロープと補助ロープとわずかなギアしか持ってこなかったので登れそうにないから左の草付バンドを利用して巻く。「端っこでも朝日の沢!」。朝日の沢をナメちゃいけません。楽しく登れる滝、シビアなクライミングを要求される滝、高巻きの滝といくつかの雪渓を越えるとまた30mの滝。これは近づいてみると傾斜のゆるい弱点ラインがあり、ロープなしで登る。楽しい小滝を越えていくと稜線が見えてきてヒメサユリの群落がお出迎えしてくれる。10mくらいヤブ漕いで登山道出てすぐに天狗角力取山。行動時間7.5hr。久しぶりに高い山の空気を吸ったが山はいいね~。夜は天狗角力取山小屋の管理人さんたちと楽しく宴会。翌日は湯沢右俣を下降する予定だったが装備も不足してるし、雪渓も多そうだし、二日酔いだしで登山道を下りる事に変更。一緒に下山した方の車に乗せてもらい見附の車まで戻る。山の上は涼しかったけど下界は灼熱地獄。ここを何時間も歩いたら死んじゃいそう。同乗させてくださった方に大感謝。見附荒沢は短いながらも朝日のスケール感を感じさせてくれるいい沢でした。追記:今冬は降雪量がハンパなく多かったので沢筋にはその雪渓がかなり残ってると思われます。飯豊、朝日、北東北、新潟の沢に行かれる方はその辺を充分、考慮したほうが良さそうです。もういてもおかしくない時期なのに今回、一匹もアブがいなかった。雪渓が沢山残って気温が低いからかもしれないが今後、一気に大量発生の可能性もあるのでこれにも注意(もしかしたら逆に今年は発生数が少ないかも)。
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